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MAP IV Engine V2.1.0をリリース ー 着色精度を大幅に改善、ROS2データやGUIインストーラーに対応し利便性も向上

3次元点群作成ソフトウェア「MAP IV Engine」で、着色精度を大幅に改善した V2.1.0 を 2025年8月31日にリリースしました。本バージョンは最低1年間サポート予定の長期サポートバージョンです。

今回のバージョンアップでは、着色精度の飛躍的な向上に加え、直感的に操作できるGUIインストーラーの追加や、ユーザーからの要望が多かったROS2データへの対応を実現しました。これにより、より幅広いユーザーに、高精度な点群処理を簡単に利用していただけるようになりました。

今回のバージョンアップでは、特に以下の点を改善しました。

着色精度を大幅に改善

当社開発の3次元データ計測システム「SEAMS ME」との連携時の着色精度を改善し、「SEAMS ME」専用の着色アルゴリズムを追加しました。さらに、狭い空間や階段など特徴が少ない環境でも、SLAMの精度が低下しにくく、より高精度に位置を推定できる新しい手法へ切り替えました。

改善前

改善後

ROS2データへの対応

従来はROS1データのみの対応でしたが、多くのユーザーからのご要望に応え、このたび新たにROS2データへの対応を実現しました。

GUIのインストーラーへの対応

従来、ソフトウェアのインストールにコマンド操作(CLI:Command Line Interface)での操作が必要でしたが、新たに画面操作(GUI:Graphical User Interface)のインストーラーに対応しました。これにより、Linux コマンドに不慣れなユーザーでも簡単にインストールできるようになりました。

主な変更点一覧

  • ROS2対応:ROS2データに対応
  • GUIインストーラー対応:CLIに代わりGUIインストーラーに対応
  • 着色性能向上:SEAMS MEシリーズ(ME300以降)と連携した際の着色性能が向上
  • SLAM性能向上:狭小空間やRTK-GNSSのミスFIX、隣接したトンネル等のSLAMに悪影響を与える条件下でのロバスト性向上
  • ノイズ除去性能向上:自動ノイズ除去機能の性能向上
  • 一括接合機能の追加:複数の計測データを一括で接合可能に
  • ARマーカーを用いたGCP補正機能の追加:ARマーカーを用いた点群の補正機能(GCP補正)に対応

その他情報

  • 長期サポート:V2.1.0 は最低 1 年間サポート予定の長期サポートバージョンです。
  • アップデート実施日:2025年8月31日
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