データ処理方法の刷新により、高速・高精度な完全オフライン処理を実現
環境認識ソフトウェア「Atomic Engine」のオフライン版(v2.0.0)を、2026年2月27日より提供開始しました。
従来のAtomic Engineでは、ROSBAG再生を前提としたオンライン処理方式を採用しており、処理のタイミングによって出力結果が変動する特性がありました。
今回、ROSBAGファイルを直接解析する完全オフライン処理方式を新たに開発※1。これにより、処理結果の再現性を確保するとともに、LiDARデータ欠損の防止を実現しました。
また、従来のオンライン版では実計測時間と同等の処理時間を要していましたが、オフライン版では約40%の処理時間短縮を実現し、実計測時間の約60%で処理が完了します※2。
さらに、MAP IV Engineが出力する軌跡CSVファイルとの連携機能を新たに搭載。車両による移動計測時においても、高精度な自己位置情報を活用することで、3Dトラッキング精度を向上させました。
※1 従来のオンライン版は別パッケージとして提供を継続します。
※2 処理速度はPCスペックやデータ条件に依存します。
主なアップデート内容
- ROSBAGの直接解析による完全オフライン処理方式を開発
- MAP IV Engine出力の軌跡CSVとの連携機能を追加
- 出力CSVフォーマットの最適化
ユーザーにとっての主なメリットと効果
- 検証・評価業務の信頼性向上:
完全オフライン処理により、同一入力データから常に再現性のある結果を出力します。リファレンス比較などの検証業務において、結果のばらつきを抑えます。
- データ解析業務の効率化:
高速処理により、より多くのデータを短時間で解析可能に。解析待ち時間を短縮し、開発・運用サイクルを効率化します。
- 3Dトラッキング精度の向上:
高精度な自己位置情報を活用し、車両による移動計測時の揺れや姿勢変化を補正します。これにより、3Dトラッキング精度が向上し、後工程での補正作業や手戻りを削減します。
活用用途
オンライン版(従来版)
リアルタイム処理が求められる自動運転システムやスマートポールシステムへの組み込みに適しています。
オフライン版
後処理解析に特化し、安定的に高精度な結果を出力できます。交通量解析やリファレンスデータ作成など、精度が求められる用途に適しています。

提供開始日
2026年2月27日