ニュース

NEWS

JR東日本の点検手法が第25回日本鉄道賞『安全点検イノベーション』特別賞を受賞 ― CalTaとマップフォーが提供する点群取得ソリューション「CalTa M42」が基盤に

東日本旅客鉄道株式会社(以下JR東日本)の「営業列車を活用した短時間でのデジタル空間上での点検手法の構築」が、国土交通省の第25回「日本鉄道賞」で『安全点検イノベーション』特別賞を受賞しました(2026年9月18日発表)。本取り組みは、株式会社マップフォーとCalTa株式会社が提供する高品質な広域点群データを手軽に低コストで取得できるソリューション「CalTa M42」を基盤に構築されています。

取り組みの概要

営業列車の運転席窓にマップフォーの3次元データ計測システム「SEAMS」を取り付け、走行しながら線路や電車線などの画像と3次元点群データを取得します。収集した点群・写真データはプラットフォーム「TRANCITY」に配置され、デジタル空間上で点検を行えます。今回は、国から全国の鉄道事業者に出された車両接触限界などに関する緊急点検の指示を受け、列車と設備、列車同士の高精度な離隔確認に活用されました。

選考委員会は、国の緊急点検指示に約1ヶ月で応えたスピード、夜間徒歩点検を不要にして作業人員を半減した点、導入コストを専用車両の約100分の1に抑えた点、地方鉄道への横展開を見据えた将来性を評価しました。

CalTaとマップフォーの技術

CalTa M42は、専門知識や高機能PCがなくても使え、計測後にデータをアップロードするだけで(内業不要)、人や車などのノイズを自動除去した高精細な点群を生成します。点群と写真はTRANCITYの地図基盤上に重ねて表示できます。両社は車両改造なしで営業列車にSEAMSを取り付けられる専用治具を開発し(関連ニュース)、夜間作業が基本だった線路内の点群取得を昼間の営業列車で行えるようにしました。

当社は今後も、鉄道をはじめとするインフラの点検・保守のデジタル化を推進してまいります。

関連情報

一覧へ戻る